初めて楽譜を見てパッと弾くことを初見といいます。
ギタリストは初見が苦手なイメージがありますが、なぜでしょう?
それはギターには異弦同音という仕組みがあるからです。
ピアノは、一つの音は一つのキーからしか音が出ません。ところがギターでは全く同じ音を、異なる弦で出すことができます。
クラシックギターは19フレットです。押さえなくても音が出ますから、各弦に音は20個です。弦は6本なのでギター全体で音は120個になります。
ピアノの鍵盤は88ですよね。
もしかしてギターってピアノより凄いかもと思いませんか?
でも残念ながら違います。異弦同音で音が重なっているだけで、クラシックギターが出せる音はピアノの半分です。
楽譜を弾くときに、何通りもの弾き方がある。これはギターの弱点ともいえますが、楽譜を越えた表現が可能だという面白さでもあります。
ギターって、なかなか奥が深いですね!