クラシックギターにかぎらず、普通のギターには弦が6本あります。
よく見るとすべて太さが違います。それぞれ名前がありますので、はじめに覚えておきましょう。
弦は細い方から1弦、2弦~と呼びます。一番太いのが6弦ですね。
ギターを構えた状態では6弦が上にきます。弾くとミの音が出ますが、これがギターで出せる一番低い音です。下に向かって弾いていくと順次、音は高くなります。
1~3弦はプレーンなナイロンそのままです。これを高音弦といいます。
4~6弦には金属が巻いてあり低音弦とも巻弦ともいいます。
巻弦が登場したのは、およそ200年前のことです。それまでは低い音を出すには弦を長くするしかありませんでした。巻弦の発明によりギターが今の姿になったともいえます。
ちなみにクラシックギターの楽譜で、数字に〇がついていたら弦のことです。
有名な「アルハンブラの思い出」の冒頭。ミの音は1弦で出すこともできますが、ここでは2弦で弾いてくださいとなっています。
同じ音でも弦が変わると印象が違うのがギターの面白いところですね!