石川ギター教室ブログ

現役講師が伝える大人からクラシックギターを弾く方法

クラシックギターの弦で迷ったら、まずお勧めしたいオーガスチンの赤

クラシックギターの弦って、いろいろありますね。

どれを選んだらよいか迷いませんか?

そんな時に、まずお勧めしたいのが「オーガスチンの赤」というセットです。

オーガスチンの赤

この弦が特別なのは、ナイロン弦の元祖であることです。

特にクラシックと名づけられた高音弦(1~3弦)は、発売した当時そのままの作りでスタンダードといっていいでしょう。

クラシックゲージは、細すぎたり太すぎもせずコントロールしやすいです。張りも程よく手になじみます。温かみのある音色も心地良いです。個人的に音にニュアンスをつけやすいのが気にいっています。

オーガスチンのレギュラー弦は、高音弦はすべて同じで張力はノーマルです。組み合わせる低音弦(4~6弦)の違いでテンションが変わります。黒(ロー)、赤(ミディアム)、青(ハイ)の順に張りが強くなっています。

弦の張りは強いと弾きにくいです。かといって弱くても音がボケて魅力がなくなります。バランスの良さで選ぶと赤がいいでしょう。比較的どんなギターとも合わせやすいですよ。

かつては音は良いけど音程が合いにくいところも正直ありました。ですが紙のエコなパッケージになってからは、品質も改善されたようです。

オーガスチン弦のパッケージの裏

パッケージ裏にはギターの神様セゴビアの写真も健在。共にナイロン弦の開発に情熱をささげた創業者オーガスチンとの友情が伝わります。

ひとつだけ気をつけたいのは、4弦が短めです。余裕をもって張ってしまうと長さが足りなくなるので注意しましょう。

耐久性もまずまずあるので、日頃の練習に良いですよ!

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