クラシックギターの弦の交換。時間もかかるし、つい面倒になりがちですね。
そんな時にあると便利なのがワインダーです。
これがあると弦を交換する時間を大幅に短縮できます。使い方は簡単でペグにつけて、くるくる回すだけです。
巻き上げすぎると弦が切れたり、すっぽ抜けてギターを傷める場合があります。慣れるまでは、弦を外すときだけ使うようにすると安心かもしれません。
個人的にペグをはめる部分が十字のものが使いやすいです。
数百円程度で、たいていの楽器店で売っていると思います。あると重宝しますよ!
クラシックギターの弦の交換。時間もかかるし、つい面倒になりがちですね。
そんな時にあると便利なのがワインダーです。
これがあると弦を交換する時間を大幅に短縮できます。使い方は簡単でペグにつけて、くるくる回すだけです。
巻き上げすぎると弦が切れたり、すっぽ抜けてギターを傷める場合があります。慣れるまでは、弦を外すときだけ使うようにすると安心かもしれません。
個人的にペグをはめる部分が十字のものが使いやすいです。
数百円程度で、たいていの楽器店で売っていると思います。あると重宝しますよ!
映画の音楽ってドラマチックで心に残る曲が多いと思いませんか?
今回は映画で使われた美しいメロディーのクラシックギター曲を5曲ご紹介します。
戦争の悲劇を静かに描いたフランス映画『禁じられた遊び』。そのテーマ曲として世界中に広まったのが「愛のロマンス」です。ギター一本のせつない演奏が映画の名声をさらに高めているようにも感じます。映画を機に有名になるイエペスですが、当時は無名でパリのカフェでギターを弾いていたそうです。
作者不詳のスペイン民謡とされてきましたが、いまはアントニオ・ルビーラが作った練習曲が原曲だとわかっています。現在、流布している楽譜は少し改作されていますが、弾きやすくなっています。クラシックギターの永遠の定番として今後も弾き継がれていくでしょう。
来日コンサートでイエペスの弾く「愛のロマンス」を生で聴けたのは私の中で一生の思い出です。
アカデミー賞、受賞の名画『ディア・ハンター』。エンディングに流れる「カヴァティーナ」に涙した人も多いのでは。
スタンリー・マイヤーズ作曲の「カヴァティーナ」は、元は別の映画のために作られたようです。しかもピアノ曲でした。クラシックギターの曲として生まれ変わったのは、映画の音楽でもギターを弾くジョン・ウィリアムスによってです。この曲の虜となったジョン自身がアレンジしています。
弾きこなすのは難しいですが、これほど美しいギター曲はそうそうないと思います。
いまクラシックギターの曲で多くの人が弾きたいと思うのが「11月のある日」ではないでしょうか。
「11月のある日」は、キューバの鬼才レオ・ブローウェルが若かった頃に、同タイトルの映画のために作りました。映画ではギターをふくむアンサンブルで演奏しています。ソロ版は後に作られ、本人が録音もしています。
この曲はとても人気がありますが、長く楽譜が出版されませんでした。ようやく出た公式版はレコーディングとは少し違う部分があり、もやもやした記憶があります。
楽譜は現代ギター社の曲集が手に入りやすく、レコーディングしたものに近いのでお勧めです。
スウェーデンのギタリスト、セルシェルの演奏で知られるようになったのがノイマンの「愛のワルツ」です。どこか懐かしいメロディーとロマンチックなワルツのリズムが印象に残ります。
マイナーですが『沈黙の歓び』というスウェーデン映画で使われています。作者のノイマンはジャズ系のギタリストとのことですが、この曲はクラシックギターのために書いています。
児童文学のベストセラーを相米慎二監督が映画化した『夏の庭』。全編を流れるクラシックギターの調べをブラジルのギターデュオのセルジオ・アサドが書き下ろしています。
劇中でひときわ印象的なのが「さようなら」という小品です。二重奏の曲が多い中、この曲はソロにもなっています。
アサドのほとんどの作品は技術的に難しいですが、この曲は比較的シンプルです。それが多くのギタリストに好まれている理由にもなっていると思います。
(楽譜情報)
1~4の曲は以下の曲集に入っています。
GG672 クラシックギター 名曲てんこもり BOOK Vol.1 ~愛のロマンスから 11 月のある日まで~改訂新版
5はこちらです。「さようなら」ふくめ3曲ソロの楽譜で、後は二重奏です。
クラシックギターの弦交換で大事なこと。
それは弦が抜けないようにするということです。弦がすっぽ抜けてしまうと、たいていブリッジ下の表面板に傷がついてしまいます。
これは私をふくめ多くの方が「しまった!」と思ったことがあるのでは。
特に気をつけたいのが細くて張りの強い1弦です。
1弦だけは、からげる回数を3回にしましょう。2・3弦は2回。4~6弦は1~2回で大丈夫です。
あと弦が止まっている位置も大切です。
良くない例
ブロックの上面で止まっていると、弦を巻き上げたときに抜けてしまいます。このギターは打ち傷がついてしまっていますね。
良い例
ブロックの後ろで弦が止まっています。
より安全なのは、結び玉を作ってしまうことです。
1~3弦の高音弦に有効です。
余った弦は、雑音の原因になります。爪切りなどでカットしておくといいですね!
クラシックギターにかぎらず、普通のギターには弦が6本あります。
よく見るとすべて太さが違います。それぞれ名前がありますので、はじめに覚えておきましょう。
弦は細い方から1弦、2弦~と呼びます。一番太いのが6弦ですね。
ギターを構えた状態では6弦が上にきます。弾くとミの音が出ますが、これがギターで出せる一番低い音です。下に向かって弾いていくと順次、音は高くなります。
1~3弦はプレーンなナイロンそのままです。これを高音弦といいます。
4~6弦には金属が巻いてあり低音弦とも巻弦ともいいます。
巻弦が登場したのは、およそ200年前のことです。それまでは低い音を出すには弦を長くするしかありませんでした。巻弦の発明によりギターが今の姿になったともいえます。
ちなみにクラシックギターの楽譜で、数字に〇がついていたら弦のことです。
有名な「アルハンブラの思い出」の冒頭。ミの音は1弦で出すこともできますが、ここでは2弦で弾いてくださいとなっています。
同じ音でも弦が変わると印象が違うのがギターの面白いところですね!
クラシックギターの弦って、いろいろありますね。
どれを選んだらよいか迷いませんか?
そんな時に、まずお勧めしたいのが「オーガスチンの赤」というセットです。
この弦が特別なのは、ナイロン弦の元祖であることです。
特にクラシックと名づけられた高音弦(1~3弦)は、発売した当時そのままの作りでスタンダードといっていいでしょう。
クラシックゲージは、細すぎたり太すぎもせずコントロールしやすいです。張りも程よく手になじみます。温かみのある音色も心地良いです。個人的に音にニュアンスをつけやすいのが気にいっています。
オーガスチンのレギュラー弦は、高音弦はすべて同じで張力はノーマルです。組み合わせる低音弦(4~6弦)の違いでテンションが変わります。黒(ロー)、赤(ミディアム)、青(ハイ)の順に張りが強くなっています。
弦の張りは強いと弾きにくいです。かといって弱くても音がボケて魅力がなくなります。バランスの良さで選ぶと赤がいいでしょう。比較的どんなギターとも合わせやすいですよ。
かつては音は良いけど音程が合いにくいところも正直ありました。ですが紙のエコなパッケージになってからは、品質も改善されたようです。
パッケージ裏にはギターの神様セゴビアの写真も健在。共にナイロン弦の開発に情熱をささげた創業者オーガスチンとの友情が伝わります。
ひとつだけ気をつけたいのは、4弦が短めです。余裕をもって張ってしまうと長さが足りなくなるので注意しましょう。
耐久性もまずまずあるので、日頃の練習に良いですよ!